刑事7人(シーズン1~6)見逃し無料動画を公式フルで視聴する方法|広告無しで安全快適に(1話~最終回)|東山紀之・倉科カナ・キャスト・あらすじ

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刑事7人シーズン6・1話~最終回あらすじ・ネタバレ・感想・予告動画

刑事7人シーズン3~5

警視庁で政治的手腕を発揮する片桐正敏(吉田鋼太郎)が室長となり、犯罪が激増する東京臨海エリアを専従捜査する“最強の別動隊”=「第11方面本部準備室」が発足。「警視庁機動捜査隊」の刑事・天樹悠(東山紀之)をはじめ、「警視庁捜査一課12係」に所属する沙村康介(髙嶋政宏)・水田環(倉科カナ)・青山新(塚本高史)、「未来犯罪予測センター」の山下巧(片岡愛之助)、法医学教室教授・堂本俊太郎(北大路欣也)が集められ、有能な精鋭7人が再びひとつになる。
 そんな中、臨海エリアの倉庫で銃声が聞こえた後、4人の遺体が見つかった。大きなバッグを背に、現場からバイクで立ち去る人物を目撃した天樹は追跡を開始。だが、猛追もむなしく見失ってしまう。
 まもなく被害者は2人が化学工業の社員、1人が清掃会社の社員、もう1人が弁当業者だと判明する。4人ともなぜか銃で撃たれた跡はなく、棒状の凶器で致命的な打撃を受けて絶命。うち2人は下半身への打撃という、珍しい攻撃を受けていた。逃走した被疑者が初動捜査の緊急手配パターンを知り尽くしているかのような逃走ルートを取っていたこともあり、第11方面本部準備室の面々は元機動捜査隊の人間による犯行ではないか、と推理。退官者の中から怪しい人間を絞り出す。その中には天樹とかつてバディを組んでいた先輩・桜田春樹(横田栄司)の名前もあった!
 桜田が犯人だとしたら、犯行動機は一体何なのか。そもそも、被害者の4人は倉庫で何をしていたのか…。天樹は行方をくらましている桜田を必死に捜索し、ようやく居場所を突き止める。ところが、桜田は天樹に“謎の言葉”を残し、再び姿を消してしまい…。
 その翌日、天樹にとっても桜田にとっても“最悪の事態”が発生! 桜田が残した言葉が、天樹の心にぬぐい去ることのできない大きな影を落とし…!?

臨海エリアに住む法務大臣・仙波清(小須田康人)の警備を担当する野村巡査(松尾英太郎)の連絡が途絶えた。同エリアを専従捜査する「警視庁第11方面本部準備室」の一員でもある機動捜査隊員・天樹悠(東山紀之)は、現場確認要請を受けて出動。仙波邸に向かった途端、目を疑うような光景に直面する。なんと、体に爆弾を装着された野村が家から出てきたのだ! さらに追い打ちをかけるように、何者かがインターフォン越しに「仙波邸を占拠し、邸内にも爆弾を仕掛けた」と宣告したかと思うと、要求も告げずに接触を断ってしまう。

 解放された野村によると、被疑者はこのところ仙波邸周辺を徘徊していた小野田良夫(一本気伸吾)を中心とする高齢者4人組。小野田は野村に保護されては、介護センターの所長・四谷貴子(筒井真理子)に迎えに来てもらう…ということを繰り返すうち、仙波夫妻からお茶を振る舞われるのが慣習に。最近では小川零士(重松収)、浜浦文太(吉澤健)、広瀬文子(吉本選江)ら仲間の老人たちも連れてくるようになっていたという。そんな中、突如として起こった今回の事件…。仙波夫妻と貴子を人質にして立てこもった小野田らの動機と正体を突き止めるべく、天樹ら「第11方面本部準備室」の面々はただちに動き出す。

 まもなく小野田らは、冤罪の可能性がある死刑囚69名の死刑執行中止、および再捜査と再審を要求。そんな中、天樹は仙波邸占拠事件の経緯に違和感を覚える。その違和感を糸口に緻密な捜査を進めていくと、闇深い3年前の事件に行き当たり…!?

夜の東京――首筋から血を流した女子高生が発見される。一命は取り留めたものの、襲われる被害者は1人、2人と増え続け、ついに4人目の被害者は大量出血により死に至る。いずれの被害者も首筋に咬まれたような跡があり、血液を大量に抜かれていたことから、世間では“吸血鬼の仕業”だと大騒ぎに…。
機動捜査隊員・天樹悠(東山紀之)ら「警視庁第11方面本部準備室」の面々は、すぐに捜査を開始。
法医学教室教授・堂本俊太郎(北大路欣也)によると、首の傷はスタンガンによる火傷の跡だと判明。どうやら犯人は被害者を拉致し、スタンガンで気絶させた後、注射器で少しずつ血を抜いたらしい…。

 被害者4人に何かつながりはあるのか?なぜ犯人は、4人目の被害者である中学教師・金井真由美(辻本瑞貴)にだけ殺意を抱いたのか…。その答えを求め、天樹らは捜査を続けるが、決め手となる手がかりはなかなか得られない。そんな中、真由美が殺される1週間前、「男に尾行されている」と同僚に告白していたという新情報が舞い込み…?

 やがて天樹らは被疑者として、事件と同時期に突如行方をくらました所轄の巡査部長・大友勝正(梨本謙次郎)を追うことに。しかし、仮に大友が犯人だとしても、肝心の動機はなかなか見えてこない…。何とかして、大友と被害者たちの接点を見つけようとする天樹たち。しかし努力もむなしく、またひとり、同じ手法で殺害された被害者が発見され、更には突如、クリーニング店で働く佐々木奈月(紺野まひる)という女性も行方不明となり…?

ロボット技術開発プロジェクトに携わる研究者・川上勇人(沖田裕樹)が、何者かに首を絞められ殺された。第一発見者は被害者と旧知の仲で、事件当日に待ち合わせをしていた区役所の職員・吉原浩作(尾美としのり)。川上から急に合流時間を2時間遅らせたいと言われ、職場近くで時間をつぶしていたところ、助けを求める電話を受けて駆けつけたのだという。しかも吉原は、離れた場所から遺体を見て笑っている男を目撃したというではないか! しかし、男の顔はハッキリ見えず、何者かも不明…。捜査を担当した天樹悠(東山紀之)ら「第11方面本部準備室」の面々は、この“遺体を見て笑う男”が誰なのかを突き止めようとする。

 そんな中、川上の携帯電話から、生前にトラブルがあったことを匂わせる不穏なメールが見つかる。差出人は川上と同じプロジェクトのリーダー・入川裕二(新井康弘)。「第11方面本部」は入川に疑いの目を向けるが、彼にはアリバイがあり…!?

 一方、天樹は川上の顎に“小さな刺し傷”が残っていたこと、さらに所持品から身分証が持ち去られていたことに引っかかる。ひょっとしたら、これは快楽殺人犯による犯行なのではないか――そうにらんだ天樹は、過去に類似した事件がないかを調査。やがて、緻密な捜査で被疑者を絞り込んでいく。だが、そんな天樹の命を狙おうと、魔の手が忍び寄り…!

60~70代とみられる身元不明の男性(綾田俊樹)が、腹部を刺されて死亡した。まもなく検死の結果、被害者は末期がんを患っていたにもかかわらず、医者にかかっていなかったことが判明。さらに、顔を整形し、“田中一郎”という偽名を使って暮らしていたことが分かる。しかも、復元した整形前の顔を照合すると、ありえない結果が出る。なんと、12年前に火災事故で死んだ稲留純一という男性と一致したのだ!

 田中の正体は本当に稲留なのか…? だとすれば、12年前に死んだのは誰なのか…!? 天樹悠(東山紀之)ら「第11方面本部準備室」の面々は真相を求め、捜査を開始。12年前の火災事故現場へ向かった天樹と青山新(塚本高史)は、近所に住む目の見えない老女・馬場節子(草村礼子)から、奇妙な話を聞く。火事の後、辺り一帯の住人たちが口々に「稲留さんは祟られた」と言い、引っ越して行ったというのだ。一方、被害者が2週間前まで勤めていた倉庫で聞き込みを行った沙村康介(髙嶋政宏)と水田環(倉科カナ)も、不穏な話を耳にする。なんでも、被害者は人を殺したと噂されていたらしい…。

 やがて被害者の携帯電話が見つかり、被疑者として最大手デベロッパー企業の都市開発部部長・福田英明(石橋保)が浮上する。だが、福田は完全否認し…!? そんな中、地道な捜査を続ける天樹の脳裏に“捜査を根本から覆す見立て”がよぎる…!

「第11方面本部準備室」のメンバー・天樹悠(東山紀之)の妻子が不慮の事故で亡くなって12年――。その命日に天樹は、亡き妻・清(井上依吏子)の父でもある法医学教室教授・堂本俊太郎(北大路欣也)から、ある事実を告げられる。それは天樹も初めて聞く“衝撃の事実”だった!

 そんな折、「第11方面本部準備室」が専従捜査をする臨海エリアで、12年前から不可解な事件が定期的に発生していることが明るみになる。ショートボブの女性が次々と失踪し、その数は9人にも上っていたのだ! 沙村康介(髙嶋政宏)ら「第11方面本部」にも所属する「捜査一課12係」の面々は、一連の失踪事件の捜査を開始。失踪者のうち何人かが、ロングコートを着た長身の男と一緒にいたことを突き止めるが…。

 同じころ、作業中だったベテラン建築作業員・牛島繁利(やべけんじ)が転落死する。なんと牛島は、12年前に天樹の妻子の事故を証言した人物だった! 牛島の死に疑念を抱いた天樹は、刑事・水田環(倉科カナ)の協力を得て、12年前の“事故”をもう一度洗い直すことに。清の足取りを再確認するため、洋菓子店の店員・工藤優樹(黄川田将也)のもとを訪れる。実は、天樹が工藤を訪問した裏には、“胸をかきむしるような事情”があり…!?

 やがて、沙村は“ある懸念”から、天樹を捜査から外す。だがその直後、天樹が一切の連絡を絶ち、姿を消してしまい…!

大地主・馬久根恒義(山本學)が強大な力を持つ臨海エリアでは、マンション投資会社が“新たな勢力”として台頭。その会社が所有する空き地で、女性の白骨死体が見つかった。当初、被害者は頭頂部を殴打されて即死したとみられていたが、法医学教室教授・堂本俊太郎(北大路欣也)の見立ては違った。なんと、被害者は土に埋められた後、一度蘇生していたというのだ! 天樹悠(東山紀之)ら「第11方面本部準備室」の面々はさっそく捜査を開始。公開捜査用に遺留品の写真を撮った水田環(倉科カナ)は、服装にそぐわない“子供っぽいペンダント”に違和感を覚える。

 まもなく、被害者はすでに死亡扱いとなっている富樫弘美(菅井玲)だと判明する。弘美は7年前に失踪。富士の樹海近くに遺書が残されていたが、遺体はとうとう見つからず、この春に失踪宣告がなされていた…。天樹はすぐさま弘美の実家を訪問。弘美は女優を目指し、オーディションを受け続けていたが、ついに夢は叶わなかったことを知る。しかしその直後、当時の交際相手・笹本豊(比留間由哲)から矛盾する証言が飛び出す。天樹らは笹本が怪しいとにらみ、捜査を続けるが、“予想外の事態”が発生し…!

 そんな折、女優・泉千穂(青山倫子)が所属する芸能プロダクションに、笹本が電話をかけていたことが発覚する。なんと、千穂と弘美の間には“浅からぬ接点”があった! 天樹は聞き込み対象を広げ、捜査を続行。どういうわけか、川添雄二(北見敏之)という工場勤務の男性にただならぬ興味を示し…!?

マーケティング会社の社員・井村遼(斉藤佑介)の昇進を祝うパーティーで、主役を含む参加者3人が次々と倒れた。結果、井村は死亡。彼と同じ会社の社長・伊藤真理子(山口香緒里)と、個人投資家の原咲希(矢田亜希子)はなんとか一命を取り留め、病院へ搬送される。まもなく、何者かがパーティーの最中、立食用パエリアに毒物を混入したことが判明。天樹悠(東山紀之)ら「第11方面本部準備室」の面々は、SNSから拾い上げたパーティーの参加者リストをもとに、犯人を突き止めようとする。

 そんな中、入院中の真理子から、ある証言が飛び出す。井村と咲希はパーティーで婚約を発表する予定だったというのだ。さらに、天樹は参加者リストの中に、見覚えのある顔を見つける。それは上戸礼子(佐藤康恵)という女性で、天樹が現場検証のためにパーティー会場へ向かう途中、すれ違った女性だった。しかしSNS上では、礼子はパーティー不参加となっている。不審に思った「第11方面本部準備室」のメンバーは、さっそく礼子の身辺を探るが…!?

 やがて、今回の被害者たちと接点を持つ“新たな不審人物”が浮上する。なんと、その人物とつながりのあった人間が、過去に2人も亡くなっていたのだ! 探れば探るほど、浮き彫りになる“うわべだけの人間関係”…。そんな中、天樹は関係者のSNS投稿の中に、事件のカギを握る“大きな嘘”を発見する――。

「第11方面本部準備室」のメンバー・山下巧(片岡愛之助)が拉致され、行方不明となって数週間――。室長・片桐正敏(吉田鋼太郎)の独断による指揮のもと、天樹悠(東山紀之)ら「第11方面本部」の面々は、管轄する臨海エリアの薬物カルテルを摘発。臨海エリアを裏で牛耳り、山下の拉致にも関与していると思われる大地主・馬久根恒義(山本學)を倒すべく、大きく動き出した! しかし、この動きを察知した警視庁内部監察官・島村唄子(久世星佳)は、以前こっそり偵察を命じておいた刑事・水田環(倉科カナ)に再び接触。片桐の不透明な動きを暴こうと暗躍する。

 一方、天樹はホームレスを通し、「M」と名乗る人物からの書簡を受け取る。そこには、謎のURLとログインパスワードが記されていた! いったい「M」とは何者なのか…。天樹は訝しがるが、片腕がない男ということ以外、「M」に関する情報は得られない。そんな中、刑事・青山新(塚本高史)は薬物カルテル摘発の裏情報源として協力してくれた、昔のワル仲間・久喜鉄平(米村亮太朗)から大きな情報を得る。それは、馬久根の利権を狙っている「御厨」という男の情報で…!?

 その矢先、馬久根が恐ろしい報復に出始める。手下の事件師・ロク(川口力哉)を使って、久喜と身重の妻を惨殺したのだ! しかし、馬久根が絡んだ証拠はひとつも残されておらず…。

 さらに、不測の緊急事態が発生する。天樹らの仲間だった刑事・永沢圭太(鈴木浩介)を殺した死刑囚・丸藤遼平(音尾琢真)が、東京拘置所から脱走。その直後、刑事・沙村康介(髙嶋政宏)がほのかに好意を寄せるジムのスタッフ・宮本あかり(ハマカワフミエ)が失踪し…!

臨海エリアを裏で牛耳る大地主・馬久根恒義(山本學)の狙撃を次々と試み、天樹悠(東山紀之)ら「第11方面本部準備室」の面々に阻止された男2人が自殺した。その後、事件現場となったビルには、第三波として複数の爆弾も仕掛けられていたことが判明。天樹らは、臨海エリアの利権を狙う謎の人物「御厨」によるテロの可能性を疑う。

 その矢先、馬久根が天樹らを呼び出し、ある交渉を切り出す。天樹らが証拠をつかんでいる脱税の罪を認める代わりに、自分を殺そうとした首謀者を掴まえてほしいというのだ。だが、彼らにとって馬久根は、憎むべき最大の敵。彼のために捜査するのは本意ではない。天樹らは逡巡しながらも、あくまで自分たちの意志で首謀者を洗い出そうと決意する。

 まもなく、自殺した狙撃未遂犯たちの身辺から、「御厨」との接点を暗示する証拠が見つかる。だが、ここにきて天樹が首をかしげる。臨海エリアの利権を狙う勢力が馬久根を殺害しようとする――そこまでは合理的だが、ビルの爆破に関してはどう考えても合理性が見受けられないからだ。この一連の犯罪計画には一体、どんな意味があるというのか…。「御厨」の正体も含め、捜査は混迷を極めていく。

そんな中、馬久根が何者かに殺される! 容疑者として“ある人物”に目を付けた天樹らは、捜査を続行。やがて、天樹はそれまで想像すらしなかった“驚愕の真相”に直面する――。

仲間の裏切りという衝撃的な事件の終末から1年後。警視庁刑事総務課刑事資料係に飛ばされた天樹悠(東山紀之)は、ノートパソコンに過去の捜査資料をデータベース化するための作業に取り組んでいた。そこへ部下の野々村拓海(白洲迅)が現れ、一課9係の警部補に頼まれた過去の捜査資料について報告。その野々村に天樹は迷いなく資料が保管してある棚の位置を教え、さらに類似事件の未解決事件の資料の場所をも提示。野々村は「さすが人間データバンク」と感心しきりだ。

最近新調した老眼鏡を見て「近眼ですか?」と無邪気に話しかけてくる野々村を天樹があしらう中、制服姿の片桐正敏(吉田鋼太郎)が現れる。“資料係長”の札が立つデスクに付いた片桐は天樹に「もう来た?朝一番に来るって言ってたんだけど、あいつら」と語りかける。「あいつら?」と尋ねる天樹の声に追いつくように資料係を訪れたのは、水田環(倉科カナ)と青山新(塚本高史)。2人はそれぞれにこの1年、監察官と交番勤務に配属されていたが、片桐からの突然の呼び出しによって12係の刑事に戻っていたのだ。

環と青山が来たのは、昨日朝に起きた事件について調べるため。7年の刑期を終えたばかりの松原祐二(永岡佑)が、出所直後に保護司を暴行。重傷を負わせて現在も逃走中だという。松原は7年前に現金輸送車を拳銃で脅して三億円あまりの現金入りジュラルミンケースを奪って逃走。その後、逃げ場を失い、コンビニエンスストアで6時間に及ぶ籠城を行った末に強行突入で現行犯逮捕されていた。

7年前の捜査資料を基に松原の潜伏先のヒントを得ようとする環や青山。そんな2人の前に、一課12係主任・海老沢芳樹(田辺誠一)が訪れる。2人に「7年も前の捜査記録なんかアテにしてどうするんだ」と言い放つ海老沢は、そのまま天樹のことも冷徹に見据えるが、一方の片桐は「天樹ぃ…終わってねぇじゃん」と、どこか企んだような笑みを浮かべ…。

環らが資料係を出た後、「事件捜査に過去完了形はない」とつぶやく天樹。

残された数々の謎。7年前の事件は本当に単独犯だったのか? 事件の裏に暗躍する”第三者の影“とは一体?警視庁に眠る捜査資料庫から、再び事件が動き始める―。

闇に葬られた真実を明かすべく、いま再び、7人のスペシャリストが始動!

7年前、現金輸送車が襲撃され、三億円が強奪される事件が発生。事件は解決されるが消えた三億円の行方は謎のまま。秘密を知る元服役囚・松原祐二(永岡佑)は出所後に突如姿を消すが、なんと何者かに殺害された状態で発見される―!

更にその後、『松原は 殺人者 殺されて当然』という、差出人不明の怪文書が複数の出版社に送られる。松原は“殺人”を犯してはいないはず…まさか、まだ何か立件されていない別の事件で殺人を犯している可能性があるのでは?片桐正敏(吉田鋼太郎)の宣言によって資料係、兼、12係の刑事としても動くことになった天樹悠(東山紀之)は、野々村拓海(白洲迅)と共に未決の殺人事案を洗い直す作業に没頭する。

一方、青山新(塚本高史)と水田環(倉科カナ)は、服役中の松原に何度も接見していた高野みさき(関めぐみ)の事情聴取を実施。みさきが運営するアパレル会社が2年前に急成長していることから、松原が7年前に強奪して隠した三億円の場所を聞き出し、それを利用した上で邪魔になった松原を殺したのではないかと考えたのだ。

そんな彼らの捜査状況を聞いて「じゃ、そっちはよろしく」と返した天樹が向かった先は、野崎勇一郎(田村亮)の家。野崎の息子・真一郎(柿本光太郎)は7年前に松原が撃った流れ弾を受けたことが原因で、五輪を目指していた走り高跳びの選手生命を絶たれていた。天樹を家の中に迎え入れた勇一郎は、息子は海外で選手兼コーチとして頑張っていると報告するのだが…。

果たして“消えた三億円”の行方は?

そして、天樹たちが辿り着いた、7年前の事件に隠された“もう1つの真相”とは――?

刑事資料係の天樹悠(東山紀之)がパソコンにデータ入力をしていると、新人の後輩・野々村拓海(白洲迅)がコーヒーを差し入れた。朝から騒々しく「いつか一課の刑事になりたい!」と夢を語る野々村に「向いてないと思うよ」と一言。焦る野々村に「地道に結果を出して行くしかない」と告げる。

そんな中、森下康子(手塚理美)と名乗る女性が刑事資料係を訪れる。康子の息子・正隆(若林時英)が半年前に川辺で亡くなり自殺と判断されたが、その正隆が亡くなる一週間前に中古マンションの見積もりを取っていたことが発覚。家を買おうと思っていた矢先に自殺するとは考えられないと訴える。天樹だったら話を聞いてくれるかもしれないと聞いて資料係に来たと語る康子に、野々村は自分が捜査をすると立候補。それとなく天樹や青山新(塚本高史)、水田環(倉科カナ)に再捜査方法を聞きながら独自に捜査を始める。

一方、二課の刑事に未決の詐欺事件の資料を集めてくれと頼まれた天樹。『振り込め詐欺』『架空請求詐欺』『融資詐欺』などの未決事案を集約していく中、天樹は『仮想通貨詐欺』のある箇所に引っ掛かり、取調べを見学したいと申し出る。天樹いわく、二課が現在取調べている振り込め詐欺と未決の仮想通貨詐欺事案には裕福な年配者ばかりを狙っているという共通点があり、おそらく一連の詐欺グループを束ねている巨大な組織が存在するはずだという。

その頃、正隆が何かのトラブルに巻き込まれていたと知った野々村は法医学教室教授・堂本俊太郎(北大路欣也)の元へ。そこで正隆の体には過去に虐待をされたような古い傷があると告げられる。いじめの線を考えた野々村は、同級生の浅倉真司(桜田通)らに話を聞きに行くが、その後何者かに襲われ、行方不明となってしまい…?

果たして天樹たちは仲間の危機を救うことができるのか?

博物館で働く学芸員の井上真由(逢沢りな)が、帰宅途中の公園で何者かに刺殺された。真由の手の指には毛髪が絡みついており、現場を訪れた青山新(塚本高史)、水田環(倉科カナ)は犯人と揉み合って掴んだのではと考える。

青山と環が堂本俊太郎(北大路欣也)の解剖結果を聞くところへ、天樹悠(東山紀之)と野々村拓海(白洲迅)も入って来る。天樹は、被害者の真由は23年前に自宅で拉致され一週間後に山の中で刺殺死体となって見つかった夫婦の一人娘だと説明。当時5歳だった真由は同じ幼稚園の友人の家に泊まりに出かけていたことで難を逃れていた。しかも皮肉なことに、事件が発生したのは平成7年の4月26日。15年後の平成22年に改正刑事訴訟法が施行されて時効が廃止になる、まさにその前日に無念の時効を迎えていたのだ。

環と青山は、生前の真由につきまとっていた町山茂樹(三浦俊輔)という男について調査。一方、天樹は両親を亡くした真由のその後の生活を支援していた元小岩中央署の大森正一(大谷亮介)に会いに行く。大森は、証拠さえ掴められれば逮捕できていたかもしれない女がいたと天樹に告白。その女とは、23年前の事件当時に真由を泊めた幼稚園の友人の母親・門田恵子(大家由祐子)。数年前に嫁いだ恵子の娘・里中恵理香(鮎川桃果)によると、恵子は事件当日の夜、勤め先のスナックのホステスが一人来られなくなったと言って夜に出かけ、朝方に帰って来たという。

そんな中、博物館の同僚の証言から、真由が殺される1カ月ほど前からカセットテープを何度も聴いていたことが判明する。古いテープの中には2人の女の声が録音されており、一人は恵子の店で働いていたホステスのもの、もう一人はどうやら真由の殺された母親であると分かる。母親は真由に向かって『カシワ』に行こうと告げていた…。この『カシワ』とは一体なんなのか。そして、真由がこのテープを何度も聴いていた理由とは―!?

昭和33年の夏。ナイトクラブの女性ダンサー・亀井咲子(松本妃代)が絞殺され、同じ店でボーイとして働いていた田畑亮介(勧修寺保都)が自首。咲子に思いを寄せていたが自分に振り向いてくれなかったために殺したと供述する。

それから60年後。天樹悠(東山紀之)と野々村拓海(白洲迅)がいる刑事資料係に、咲子の孫・加納優美(瑛蓮)が相談にやって来た。

咲子は実はシングルマザーで、当時5歳だった優美の母親を豊橋の親戚の家に預けていたという。十日前に亡くなった母親の遺品からは豊橋行きの切符2枚と、咲子の文字で『RYOが許してくれますように』『ようやく会えますね』と書かれた2枚の短冊、そして51枚のトランプが見つかっている。咲子は、まもなく娘を迎えに行くつもりでいた矢先に殺害されたのだ。短冊にある『RYO』は自首した田畑亮介を指すようにも思えるが、それだと殺害動機に矛盾が出てくる――。優美は「どうして祖母が殺されたのか真相が知りたい」と天樹らに強く訴える。

とは言え、事件が起こったのは60年も前。犯人の田畑もすでに刑期を終えて出所している。片桐正敏(吉田鋼太郎)からも「ほじくり返しても法じゃ裁けない」と一蹴される中、天樹は優美が置いていった60年前のナイトクラブでの1枚の写真をジッと見つめる。

その翌朝、事態が一変した。優美が自宅で何者かに刺殺された状態で発見されたのだ。水田環(倉科カナ)と青山新(塚本高史)によると、優美は60年前の事件の関係者を調査会社に調べさせていたことが判明。だが、その調査会社が優美に渡した報告書が彼女の家から消えてしまっているという。

60年前のことを今さら調べられたくない誰かが優美を殺したのか? 過去の事件の関係者らをあたる専従捜査班の面々。天樹は出所後に居所が分からなくなっていた田畑(小松政夫)の元を訪れ…。やがて見えてきた“真相”とは――!?

出版社の社会部記者・長谷川克彦(吉見幸洋)が路上で腹部を刺されて死亡。遺体の内ポケットから、2年前に発見された白骨遺体の現場写真が見つかった。このことから片桐正敏(吉田鋼太郎)は天樹悠(東山紀之)、野々村拓海(白洲迅)、水田環(倉科カナ)、青山新(塚本高史)の4人を集めて「本件は専従捜査班が受け持つことになった」と告げる。

堂本俊太郎(北大路欣也)によると、長谷川は複数人から暴行を受けた後に刺されて死亡。胃の中からはSDカードが見つかり、中身は複数の企業名が羅列されている資料だと確認。天樹と野々村が調べたところ、2年前にパラノ共和国の法律事務所から流出した内部文書の中身と一致する。これらの企業の目的は、税率が軽減された国でペーパーカンパニーを作ることで納税を免れること。長谷川はこの『パラノ文書』についてのスキャンダルを追っていたと思われるが、なぜ2年も経った今なのか…。

一方、環と青山は長谷川の元交際相手から、長谷川宛に大量の脅迫文が届いていたことを聞く。さらに2年ほど前から定期的に国交省の前橋晃大臣(金山一彦)の裏金疑惑を記事にしていたと知り、大臣に接触。亡くなる前日にも大臣との通話記録が残っていたことを突きつけるが、大臣は「覚えていない」の一点ばりだ。

そんな中、天樹は『パラノ文書』の中に富裕層が作ったものとは違う、一般市民が代表者になっている3件の会社の存在に気付く。代表になっていた3名は全員、個人情報を利用されて知らない間に会社を作られていた。長谷川はこの3人にも連絡を取っており、天樹らは一人ひとりを訪問。その中の一人は現在寝たきりになっており、娘でシングルマザーの濱野洋子(高橋かおり)が登記に携わった弁護士を見つけて父親の名義を削除してもらおうとしたが、手続きに50万円かかると言われて断念したという。

一体誰が何の目的で3人の個人情報を利用したのか?2年前に見つかった白骨遺体と2年前の内部文書流出、そして2年前から始まった前橋大臣の裏金疑惑――。ここから見える真実とは一体!?

暴力団に出入りしているチンピラの沼田篤史(神農直隆)が刺殺体で発見される。現場にあった車のシートの間からヘアピンが見つかり、そこから20年前に17歳で失踪した皆本あずみ(駒井蓮)の指紋を検出。当時あずみが車の助手席に乗る姿が目撃されており、今回の現場にあった車の特徴とも一致した。

天樹悠(東山紀之)と野々村拓海(白洲迅)は、あずみの両親・治(斉木しげる)と春子(山下容莉枝)の元へ。ヘアピンの写真を見て「生きているかもしれない」と興奮する春子に寄り添う治…。あずみの親友だった藤沢仁美(岩佐真悠子)も、今でも春子たちを心配して時々訪ねてくれているのだという。

一方、沼田について調べていた水田環(倉科カナ)と青山新(塚本高史)は、通話記録の中に大病院の理事長・阿久津秀夫(中西良太)とのやりとりが何度もあることを知る。阿久津は最近の度重なるセクハラ発言で世間から騒がれてもいる人物。環たちが彼を訪ねると、阿久津は沼田とは知人で、1週間前に投資用の資金として300万円程を渡したと証言。死亡推定時刻はホテルにいたと主張する。

一方、天樹と野々村は20年ほど前に沼田と一緒に恐喝で逮捕されたことのある男と接触。当時の沼田は売春グループを作って稼いでいたと聞く。拓海が皆本宅から借りてきた、あずみの写真を見せると、男は「懐かしいな」とポツリ。だが、その彼が指したのはあずみではなく、彼女の隣で仲良く一緒に写る別の人物で――!?

青山新(塚本高史)が桶と柄杓を手に墓地から出てきた。そこへ水田環(倉科カナ)から電話が入る。「今どこ?」と聞く環に青山は静かに答えた。

「今日、あいつの一周忌なんですよ」――。

2人が駆け付けた事件現場では、近頃こっそり受けていた昇進試験に落ちたらしい海老沢芳樹(田辺誠一)が張り切って所轄に指示を出している。発見されたのは、日雇いアルバイトをしていた50歳の男性・鶴岡浩介(吉見一豊)。1カ月前まで青森にいたが、勤務先の工場が倒産したために上京して職探しを行っていたという。鶴岡の所持品にミサンガと『きぼうの里 1993』と書かれたメモが見つかり、青山はメモの文言に既視感を覚える。

堂本俊太郎(北大路欣也)の司法解剖によると、橋からの転落死と思われた鶴岡の死因は、頭部を強打したことによる脳挫傷。別場所で死亡後に橋の下に運ばれた可能性が高いと推測された。遺品のメモを見た天樹悠(東山紀之)は、1993年に八王子の施設『きぼうの里』で起きた児童指導員・牛島宏(青木崚)の転落死についての事案を報告。調べたところ、牛島と鶴岡が同じ中学の同級生だったことも判明した。青山が「やっぱ施設の名前か…」とつぶやく中、天樹と野々村拓海(白洲迅)は早速『きぼうの里』へ。現在の施設長・熊谷二郎(小宮孝泰)から、牛島と当時交流の深かった人物・天草泉(映美くらら)の名前を聞く。

一方、環と青山は鶴岡が亡くなる直前に「親戚だ」と偽って人材派遣会社に鶴岡の居場所を聞きに来た男・火浦陸(少路勇介)のもとを訪ねて任意同行を。『きぼうの里』の出身でもあった火浦は、自分に疑いの目を向けられることを全て施設のせいにして悪態をつく。そんな火浦に憤りを隠せない青山が危うく飛びかかろうとするところへ、弁護士と名乗る墨田賢(天野浩成)が留置所を訪問。火浦を連れて行ってしまう。
やがて泉と火浦、さらに墨田が全員『きぼうの里』出身、しかも3人が全員同じ日に退所していることが発覚。この3人と鶴岡、そして牛島との関係性は一体? 25年前に隠された真相とは――!?

刑事資料係で天樹悠(東山紀之)が一人、吸い寄せられるように『広域重要指定第108号』と書かれた一冊の古い資料を読んでいる。それは50年前に中山俊夫(野澤剣人)という男が盗んだ銃で立て続けに4人を射殺して逮捕された事件。中山は犯行の事実を全て認めたが、それ以外は一切を黙秘したまま死刑になっていた。

そんな折、北新宿署地域課の三好達也巡査(国枝量平)が銃を奪われた上に銃殺される事件が発生。捜査一課総出の捜査になる。銃弾が2発使われていたことから、捜査本部は警察に怨恨などの悪感情を抱いている者と想定。だが現場を臨場していた海老沢芳樹(田辺誠一)がそれとは違う見立てをし、片桐正敏(吉田鋼太郎)の判断で専従捜査班は一課とは違う線で同事件を追うことを決める。

水田環(倉科カナ)と青山新(塚本高史)は三好巡査がつけていた捜査日誌を基に、日頃彼と接点を持っていた人々に接触。ホストやシングルマザー、ネットカフェ住民らに話を聞く。一方、天樹は片桐に「模倣犯だってことはないでしょうか」と指摘。その彼が手に持っているのは、あの『広域重要指定第108号』だ。中山は最初にガードマンに発砲した3日後に、今度は神社の守衛を撃って殺害していた。

そこへ、新たな犠牲者が出たとの報告が入る。撃たれたのは公園の守衛。50年前は神社の守衛、今の事件では公園の守衛…。ますます模倣犯の可能性を考える天樹は、堂本俊太郎(北大路欣也)の紹介で、50年前に中山の精神鑑定を行った医師・右川(津嘉山正種)に会いに行く。現在は町医者として過ごしている右川。天樹を招き入れた右川は、彼から中山の名前が出た途端、硬い表情になり口を閉ざしてしまう。

右川はなぜ表情を曇らせたのか? そして今追っている容疑者は本当に模倣犯なのか――?

片桐正敏(吉田鋼太郎)が、いつになく真剣な顔で『九頭竜商店殺人事件』の捜査資料に目を落としている。それは、間もなく20世紀が終わろうとしていた2000年12月31日に発生した事件。九頭竜商店の夫妻が胸から血を流して死亡し、唯一の目撃者だった中澤皐月(鷲尾真知子)が、「左頬に大きな青いアザがある男を見た」と証言。やがて所轄署刑事の広岡健吉(清水宏)が証言通りの男を連行するが、のちに誤認逮捕だったことが判明…。いまだに真犯人が明らかにならないままになっていた。

『獅子身中の虫』と書かれた古いメモ帳を隣に置いた状態で資料を見つめる片桐、その片桐を気にする天樹悠(東山紀之)。そこへ海老沢芳樹(田辺誠一)、水田環(倉科カナ)、青山新(塚本高史)が資料係に戻ってくる。3人は資産家殺人事件の捜査にあたっていたが、警務部長・寺山章吾(宅麻伸)のお手柄で一日足らずで犯人が逮捕されたという。

だが数日後、交番に18年前の証言者・皐月がやって来る。皐月は「犯人は別にいる」と訴え、しかもそれは“左の頬に大きな青いアザがある男”だというのだ。なぜまたもや虚偽の証言で捜査をかく乱しようとするのか…? 対応にあたった野々村拓海(白洲迅)は「犯人はすでに捕まっている」と伝えるが、皐月は頑として主張を譲らない。

なんとか野々村が皐月を帰らせるが、そのことを聞いた片桐の表情が一変、「俺はその女を、ずっと探してたんだ…!」。

実は18年前、証言をしたのち皐月は姿を消していた。なぜそれが今になって現れ、当時と同じ証言をわざわざ告げにきたのか。目的を知るために皐月のもとへと向かう片桐だが、同じ頃、皐月は路上で倒れ病院に緊急搬送されていて…?

果たして“嘘つき女”こと皐月の目的は何なのか?そして片桐が18年前の事件に固執する理由とは? 闇に閉ざされた“20世紀最後の未解決事件”の真相が明らかになったとき、天樹ら専従捜査班の7人はある大きな岐路に立たされることになる…!

2019年夏、複雑化・高度化する超凶悪犯罪と難解な未解決事件に特化し、早期解決を目指す、警視庁独自の部署として「専従捜査班」が正式に発足した。
 その「専従捜査班」が結成されて間もない金曜日――。ある貸し倉庫で、所轄署の刑事・大貫敦(金橋良樹)の遺体が発見された。臨場した天樹悠(東山紀之)らが目にした大貫の遺体は、口いっぱいに金ぱくを詰め込まれていた。さらに、現場の窓には、同じ金ぱくで書いた『オマエタチハ ムリョク』という、警察に挑戦するかのようなメッセージが残されていた。
 「専従捜査班」の一員でもある法医学教授・堂本俊太郎(北大路欣也)が解剖した結果、死因は、生きたまま口に金ぱくを詰め込まれたことによる窒息死ということがわかる。極めて残忍な手口であることから、天樹らは、まず怨恨の線で捜査を進めることに…。
 水田環(倉科カナ)の捜査で、被害者の大貫は、強引な取り調べや女癖の悪さ、暴力団とのズブズブの関係で監察にも目を付けられていたことが判明。天樹は、大貫が担当した過去の事件を調べ始める。
 翌日の土曜日――。大貫の愛人だったと思われるクラブの経営者・間宮静香(平塚千瑛)のマンションへ聞き込みに行った海老沢芳樹(田辺誠一)と青山新(塚本高史)は、ベランダで頭部に巨大な植木鉢をかぶせられた静香の遺体を発見する。青山が植木鉢をどけると、土が遺体になだれ落ち、植木鉢の裏側には『ハヤクキヅケ』と書かれたメモが貼られていた…。
「専従捜査班」の新人・野々村拓海(白洲迅)は、“金曜日に金ぱく”、“土曜日には土”と、曜日になぞらえた殺人なのではないかと言うが、班長の片桐正敏(吉田鋼太郎)は一蹴する。
 しかし、拓海の発言が引っかかった天樹は、ひとり調査を行い、警視庁の管轄外で、水曜日に女性の水死体、木曜日に樹木に体を貫かれたタクシー運転手の遺体が発見されていたことをつき止める。
 水・木・金・土――、これが本当に曜日になぞらえた連続殺人事件だとすれば、さらに事件は続くのか…!? これ以上被害者を増やすわけにはいかないと、天樹ら「専従捜査班」の面々は、タイムリミットが迫る“日曜日の殺人”を未然に防ぐため、奔走する!

曜日になぞらえた連続殺人事件の捜査中の天樹悠(東山紀之)ら専従捜査班。日曜日の殺人を事前に阻止しようと奔走するもむなしく、遺体が発見された…。被害者は検事の渡辺郁夫(小松和重)。さらに犯行現場である倉庫の壁には、これまで同様、挑発的な『オマエタチニハ ムリ』というメッセージが残されていた。
 解剖した東都大の教授・堂本俊太郎(北大路欣也)によると、死因は倉庫にビニールを張り巡らせ、ソーラーパネルで光を取り込んだうえに、電気ストーブをフル稼働させたことによる熱中症。さらに堂本は、「日曜日は太陽を表わすという説もある」と告げる。
 水・木・金・土・日…被害者5人は、すべて3年前に殺人の濡れ衣を着せられた加賀皐月(田中美晴)が、冤罪を訴え、獄中自殺した事件の関係者ばかり。となると、次にねらわれるのは、当時皐月の担当をしていた元弁護士で、現在国会議員の本郷健一(賀集利樹)。これ以上、被害者を出さないために、専従捜査班は、本郷の身辺警護をすることに。
 一方、海老沢芳樹(田辺誠一)が、皐月の人間関係を調べていくうちに、3年前の事件以降、バラバラになってしまった家族の現在が明らかになる。さらに意外な人物の存在が浮かび上がり…。
 天樹らは、3年前の事件の真相を明らかにし、連続殺人に終止符を打つことができるのか!?

家の中に血まみれの女性の死体があるという通報を受け、制服警官が現場に駆けつけると、死体は消えていた! しかし、現場には、血痕と死体を運び出したときに付いたと思われるスーツケースの車輪の跡が残されていたため、専従捜査班が臨場することに。現場検証の結果、防犯カメラが壊されているうえに、部屋中の指紋も拭き取られていたことがわかる。
 現場は、飲食店を経営する神崎裕一(浜田学)の自宅で、第一発見者は、裕一の妻・美穂(瀬戸カトリーヌ)。美穂は、死んでいたのは夫の愛人・森円香だったと断言する。なぜ愛人がこの家で殺されていたのか…、疑問を感じた天樹悠(東山紀之)ら専従捜査班。水田環(倉科カナ)と青山新(塚本高史)が裕一に話を聞いたところ、現在神崎夫妻は別居中で、この家には誰も住んでおらず、この日、円香を交えた三人で、慰謝料や財産分与など離婚について話し合いをする予定だったという。
 裕一の部屋を調べていた天樹は、引き出しに挟まっていた特徴的な花柄のハンカチに何か引っかかるものを感じ、鑑識に照合を依頼する。
 翌日、法医学教授・堂本俊太郎(北大路欣也)の鑑定で、裕一が提供した円香の毛髪と現場に残されていた血痕のDNAが一致。堂本は、採取された血痕の量から円香が生存している可能性は極めて低いと判断する。
 さらに、天樹がこだわっていた花柄のハンカチから検出されたDNAが、4年前の未解決事件の被害者のものと一致! この事件は、当時、こつ然と姿を消した山下栞(咲坂実杏)の自宅から、血痕とスーツケースを引きずった跡が見つかり、さらに部屋中の指紋が拭き取られていたというもの。共通点が多いことや、ハンカチが裕一の部屋から見つかったことから、天樹は今回の事件との関連性を確信する。
 まず4年前の事件を調べ直そうと、天樹らは4年前の事件を目撃したスナック経営者・田宮映子(櫻井淳子)に会いに行く…。

東京郊外の林道で、胸を刃物で刺された高校生・池添俊也(竹田光稀)の遺体が見つかった。遺体のそばにあったスマートフォンを確認した専従捜査班の青山新(塚本高史)は、被害者の俊也が『悪魔に殺されるかもしれない』と書き込んだSNSを発見する。
 法医学教授・堂本俊太郎(北大路欣也)は、今回の被害者の俊也と、去年担当した事件の被害者で、両親の無理心中に巻き込まれた息子・田所信一(加藤峻也)は同じ高校の生徒だという。“同じ高校”という共通点に引っかかった天樹悠(東山紀之)が、無理心中事件の資料を調べたところ、信一がノートに『悪魔にとりつかれている』と書き記していたことがわかる。
 また、天樹と野々村拓海(白洲迅)は、高校で二人の担任をしていた増沢育子(かとうかず子)と俊也の両親から、二人が親友だったことや、信一が亡くなって以降、俊也がふさぎ込んでいたという話を聞く。さらに、弁護士の木下和成(長谷川朝晴)のアドバイスに背中を押された両親から、心中事件が起きた夜に、信一を訪ねた俊也が田所家の方から走ってくる男を目撃していたことを告白された拓海は、俊也はその男を目撃したことが原因で殺害されたのではないかと推測する。しかし、俊也の部屋を調べていた天城は、両親の顔が黒く塗り潰された写真を発見し、事件にはもっと別の深い裏があるのではないかと考え始める。
 そんな中、海老沢芳樹(田辺誠一)のもとに、東京拘置所から一通の手紙が届く。差出人は、富岡忠司(芹澤興人)――3年前に老夫婦を殺害し、海老沢が逮捕した死刑囚だ。海老沢が接見に行くと、富岡は過去にまだ自供していない殺人事件を起こし、それは“悪魔”の指示で実行したものだと言い始める。空き地を掘り起こすと…そこには富岡の供述どおりに白骨死体が! しかも死因は、信一らの無理心中で使われたものとまったく同じ成分の青酸カリによる中毒死であることが判明する。
 ここにきて“悪魔”というキーワードで3つの事件が繋がった――!
 さらに心中事件の前日、信一の父親・洋一(古川康)が同僚に「“先生”に会わなければならない」と意味深な発言をしていたこともわかる。“先生”と“悪魔”は同一人物なのか…? 天樹ら専従捜査班が、“悪魔”の正体に迫る!

日々事件の捜査に追われる専従捜査班のメンバーがつかの間の休息を取っていた、そんなある日。天樹悠(東山紀之)は、15年前、妻と娘に誕生日を祝ってもらった思い出のファミリーレストランにいた。当時に思いをはせながら食事をしていると、店内に突然食器の割れる派手な音が響き渡る。
 天樹がそちらに目をやると、釘を打ち込むためのネイルガンを手にした男・宗片幸一(大地康雄)が、店員や客を結束バンドで拘束していた。天樹は警察官だと名乗ったうえで、冷静に話を聞こうとするが、激昂した宗片はネイルガンを放ち、天樹に怪我を負わせてしまう。
 宗片は、一年前、娘のあけみ(夢宮加菜枝)が婚約者の坂木圭太(湯川尚樹)に殺され、その後圭太が自殺した事件を警察がきちんと捜査しなかったと憤り、24時間以内に事件の真相を解明しなければ、人質全員を殺し、自分も死ぬと言い張る。
 天樹からの電話を受けた専従捜査班の片桐正敏(吉田鋼太郎)はメンバーを招集し、天樹ら人質を救出するため、休日を返上して再捜査を始める。
 水田環(倉科カナ)と青山新(塚本高史)は、当時事件を担当した刑事・真中邦夫(天宮良)に話を聞きに行く。あけみは借金を抱えていた坂木との金銭トラブルが原因で殺されたと断言する真中だが、彼の表情の変化に環は引っかかりを覚える。そんな中、圭太の借金は病気の母親の治療費を工面したもので、トラブルの要因になるものではなく、真中もそれを知っていたことが判明。それをけげんに思った環らは真中の身辺を洗うことに。
 一方、当時の検視官から話を聞いた法医学教授の堂本俊太郎(北大路欣也)は、あけみを殺害した後に飛び降り自殺したとされる圭太の側頭部の傷は、鈍器のようなもので殴打された可能性が高いと告げる。さらに、あけみも即死ではなかったようで…。
 立てこもりを続ける宗片の言うとおり、あけみ殺害の犯人は圭太ではないのか…!? 新展開を見せる事件の真相を解明するため、専従捜査班が奔走する!

膝を抱えるようにして横たわった男の遺体が発見され、専従捜査班の水田環(倉科カナ)と青山新(塚本高史)が臨場。環は遺体の顔を見た瞬間、衝撃を受ける…。その男は、環が警察人生で初めて関わった、苦い記憶を呼び起こす事故の加害者・和田幸雄(加藤虎ノ介)だったのだ!
 10年前――。娘の瞳を乗せた車椅子を押す竹沢茜(とよた真帆)が交差点に差し掛かったところに、走ってきた和田が激しく衝突。二人が転倒した際、茜の手から離れた車椅子が坂道を下って行き、電柱に激突するという痛ましい事故が起こった。当時、所轄署の地域課に配属されたばかりだった環が、初めての現場に足がすくみ、立ち尽くしていたところ、上司の大田黒敬一(菅原大吉)に怒鳴り散らされ、追い払われてしまった…。
 ――現在の環からは想像もつかない新人時代の話に、天樹悠(東山紀之)ら専従捜査班のメンバーも驚きを隠せない…。
 そんな中、和田の司法解剖が終了。東都大学医学部の法医学教授・堂本俊太郎(北大路欣也)によると、死因は鈍器のようなもので後頭部を殴打されたことによる脳挫傷。死斑や死後硬直の様子から、和田は別の場所で殺され、箱に詰め込まれて運ばれてきたということが判明する。
 聞き込みの結果、和田は金に汚く、評判の悪いフリーライターである反面、定期的に瞳のお見舞いに通う誠実な顔も持ち合わせていたことがわかる。
 一方、和田の部屋を捜索していた天樹らは、USBを発見。その中には、10年前の衝突事故についての取材メモも含まれていた。和田は自分の過失ではなく、交差点の信号機の誤作動が事故の原因だと疑っていたのだ! 和田が金のために信号機の工事会社をゆすっていた可能性が浮上する中、取材相手である工事会社の社長が、環の元上司・大田黒だと判明!
 事故当時、環を現場から追い払って和田の衝突事故を処理した大田黒が、なぜ工事会社の社長になっているのか…。疑惑が深まる中、大田黒のもとへ向かった環は、10年前のトラウマを清算し、事件の真相を明らかにすることができるのか…?

東京郊外の廃倉庫で、ナイフで首をえぐられた男の遺体が見つかり、専従捜査班が捜査を開始する。現場には争った形跡がなく、カバンの中に入った500万円ほどの札束も手付かずで残っていた。さらに、凶器と考えられるナイフには指紋がなく、現場に足跡も残っていなかったため、金目当てではなく、怨恨の線が濃厚だと思われたが…。
 解剖を終えた東都大学の法医学教授・堂本俊太郎(北大路欣也)は、死後硬直と直腸温度から割り出した死亡推定時刻に、普通では考えられないほど大幅な開きがあるため、「仏さんは二度死んでいる」と宣言。天樹悠(東山紀之)らは、その奇妙な結果に衝撃を受ける――。
 そんな中、海老沢芳樹(田辺誠一)の調べによると、被害者の松永修一(生島翔)は、共同経営者の尾中勝也(阿部亮平)と経営上の問題で激しく対立していたという。さらに、松永の妻・真由美(片山萌美)が、以前の交際相手・春日正人(細山田隆人)からのストーカー被害に悩んでいたこともわかる。
 会社で対立していた共同経営者と妻のストーカー。わかりやすい容疑者の存在が明らかになり、死亡推定時刻の謎が残ってはいるものの、この事件は案外早く解決するかもしれないと専従捜査班のメンバーは期待するが、容疑者二人の名前に覚えのある気がした天樹は過去の資料を調べ始める。
 そしてついに、被害者の松永、共同経営者の尾中、真由美のストーカー・春日…この3人が知り合いだったことをつき止める。3人は10年前の同じ時期にオーストラリアに留学していたのだ。しかも、この3人と当時シドニー郊外で起きた未解決殺人事件の被害者・金田健介(伊東潤)にも接点があることが判明! そのうえ、被害者の健介が、堂本の親友で元生物学者・金田健太郎(清水綋治)の孫だということもわかる。
 一方、天樹が現地の警察から取り寄せた当時の事件資料を目にした野々村拓海(白洲迅)は、健介とお揃いのペンダントをつけた女性・谷沢果鈴(黒川智花)の存在に気づく。
 今回の事件と10年前の事件、その関係者が交錯し始め、事態はますます混迷を極める…!

上半身裸、トランクス一枚に靴下と革靴だけを身に着けた男の遺体が見つかり、専従捜査班が臨場する。野々村拓海(白洲迅)が、ぼう然と立ち尽くしている老婆に声を掛けたところ、菅原充子(赤座美代子)というその女性は、被害者が“工藤”という交番の巡査だと言う。情報をつかんだと張り切る拓海だが、海老沢芳樹(田辺誠一)から被害者の身元が判明したと連絡が…。
 指紋から特定された被害者は一戸琢也(金井勇太)という元警察官。充子のいう“工藤”ではない…と、肩を落とす拓海だが、現場にいた制服警官から充子が認知症を患っていると聞かされる。気を取り直して充子を自宅まで送った拓海は、手料理をごちそうになることに。すると、おいしそうに食事する拓海を見た充子が、ふと何かを思い出したかのように、つい先日家に来た“工藤”の右頬には傷があったと言い始める。後に、東都大学の法医学教授・堂本俊太郎(北大路欣也)から、被害者の右頬に外傷があるという解剖所見を聞いた拓海は、一戸と“工藤”が同一人物だと確信する。
 一方、天樹悠(東山紀之)ら専従捜査班のメンバーが捜査を進めるうちに、一戸が定職に就くことができずかなり切り詰めた生活を強いられていたこと、借金を抱えていたこと、それにも関わらず高齢者向けのボランティアに参加しようとしていたことがわかる。
 そんな中、殺害現場近くの公園のゴミ箱から一戸の血痕が付着したニセモノの警察官の制服と制帽が見つかる!
 警察官の制服を着た一戸は“工藤”と名乗り、充子の家に出入りしていたのか…? 天樹が拓海に再度充子から話を聞いてくるよう指示した矢先、事態は急転。一戸が元宮洋祐(佐野弘樹)というチンピラとつるんでいたことが判明する。
 一戸の目的はなんだったのか…天樹らが捜査を進める中、新たな事件が発生する!

ベンチャー企業の社長で投資家の村野真(かないしゅう)ら4名の男女が会議室で死んでいるのが見つかり、専従捜査班が臨場する。村野は『貴田竜介』と書かれた名刺を握りしめており、現場からは現金2000万円がなくなっていた。天樹悠(東山紀之)は、被害者4人に対し、テーブルにグラスが8脚も残されていることに疑問を感じる。
 東都大学の法医学教授・堂本俊太郎(北大路欣也)によると、被害者の体内からは、2種類が合わさった時に初めて致死性をもつ変わった毒物が検出されたという。また、現場に残されていたグラスに付着していた唾液から、一人2杯ずつ飲んだことも判明。天樹は、現場に2種類のお茶も残されていたため、それぞれを飲み比べさせたのではないかと疑う。
 水田環(倉科カナ)と青山新(塚本高史)は、被害者の村野が握りしめていた名刺の人物・貴田竜介(尾崎右宗)のもとへ向かう。貴田は、村野が握りしめていた名刺と同じものは、とあるセミナーで名刺交換する際に100枚ほど配ったという。名刺交換した相手から貴田の名刺を回収できなかったのは6人。その6人の名前を見た野々村拓海(白洲迅)は、『松井章』の名を指差し、この人は現代アートの画家・松井章(須賀貴匡)だと断言する。また、現場付近で不審者を目撃し、通報した介護センターの職員・吉井理(清水尚弥)に松井の面通ししてもらった結果、自分が見た男は松井に間違いないと言う。
 さらに、松井が事務所の口座に事件現場から消えたのと同額の2000万円を入金していたことも判明し、一気に松井の容疑が濃厚に…!
 しかし、古い資料を読み返していた天樹は、今回の事件と71年前に起きた事件とが酷似していることに気付く。71年前に捕まった犯人は画家で死刑が確定しているが、当時から現在に至るまで冤罪を叫ぶ声が高いという。
 松井を落とすべく取り調べを進める専従捜査班のメンバーだが、天樹は71年前の事件をなぞったかのような今回の事件に、“むしろ本当に松井が犯人なのか?”と疑問を感じ始める。
 そんな中、松井には犯行時刻にアリバイがあることが判明。では、目撃者の吉井は、なぜ松井を見たと断言したのか…。専従捜査班は吉井の周辺を洗い始める。
 一方、71年前の事件を調べ続ける天樹の前に、驚がくの事実が…!

廃工場で腹部を刺された男の遺体が見つかり、専従捜査班の天樹悠(東山紀之)と海老沢芳樹(田辺誠一)が現場に急行する。先に着いていた青山新(塚本高史)は、被害者の岡崎誠(井上康)が数字の羅列が書かれた紙片を握りしめて事切れていたという。さらに天樹は、岡崎のポケットから『外交官水田純平』と書かれた名刺を発見する。
 捜査会議が始まる前、部屋に入ってきて上座に着いた幹部の姿に天樹らは衝撃を受ける。かつての仲間・沙村康介(髙嶋政宏)だったのだ! しかも管理官という立場で、この捜査の指揮を取るという。さらに、あろうことか「この事件から専従捜査班を外す!」と宣言。片桐正敏(吉田鋼太郎)は反論するが、一蹴されてしまう。
 一方、会議で配られた資料を見て黙り込んだ水田環(倉科カナ)の様子が気になった天樹は、環を誘って飲みに行くことに。環は、資料に載っていた名刺が父・純平(河相我聞)のものであること、外交官の父が17年前に赴任先のインドネシアから帰国した日に転落死したこと、実家で見つけた写真に岡崎が写っていたことを告げる。
 専従捜査班の締め出しが続く中、岡崎の前職はコーディネーターで、インドネシアで会社を経営していたことがわかる。岡崎の死と17年前の純平の死には関連があると踏んだ専従捜査班が、純平について調べようとデータベースにアクセスすると、「特S案件」でアクセス不可…。
 また、純平の元上司で外務審議官の山口敏也(橋本じゅん)に聞き込みをした結果、外務省に「17年前の外交機密費に不正流用の疑いあり」という怪文書が届いたことも判明し、事態は混迷を極める。
 ――特S案件、外交機密費の不正流用、専従捜査班の締め出し、そして大きな壁となって立ちはだかる沙村…。この事件には、何か裏があるのではないかと考えた片桐は、沙村の圧力を無視し、捜査を続行すると宣言する。
 そんな中、17年前、岡崎の口座に10億円もの大金が入金されていたことがわかり、純平が外交機密費を横領し、岡崎に流したのではないかという疑惑が生じる。
 万が一、純平が横領していたら環の警察人生は終わる…。そうでないことを願いつつ、専従捜査班が奔走する中、天樹に魔の手が忍び寄り……!

刑事7人シーズン6(2020)

野々村拓海(白洲迅)は庶務係の加山一彦(笠原秀幸)、河本春夫(難波圭一)とともにトラックに乗っていた。資料係と専従捜査班の刑事を兼務する野々村は、警視庁内の資料の完全データ化に伴い、紙の資料を倉庫へ移送するのに同行しているのだ。

トラックが走行していると路上に男性が倒れているのを発見する。トラックは急停止し、急いで野々村がかけよると男性は突如催涙スプレーをかけて襲ってきた。さらにもう1人の男は加山と川本を襲う。はじめに催涙スプレーをかけてきた男が拳銃をとりだして・・。

その後、専従捜査班のメンバー・天樹悠(東山紀之)、海老沢芳樹(田辺誠一)、水田環(倉科カナ)、青山新(塚本高史)がトラックが襲撃された現場を訪れる。トラックを襲撃した犯人は逮捕できたが、彼らは雇われていただけで雇い主の事は知らないという。

天樹はトラックにあった資料「0(ゼロ)A」の1箱だけ盗まれていることに気づく。「0A」には解決済みの事件や事件性のない事故事案ばかりだった。さらにトラックには白い塗料で数字が書かれていた。

そんな中、法務大臣・高木慎一郎(金子昇)の息子が誘拐される。現場に残されていたランドセルに、トラックと同じ塗料で別の数字が書かれていたため専従捜査班は事件を極秘捜査することになった。また犯人と思われる者からの電話で「真実は一つだ」と言われ・・。

盗まれた資料「0A」には高木が検察官時代に担当した事件があることに気づく。そしてある日、当時の事件関係者が遺体で発見される。遺体を解剖した法医学教授・堂本俊太郎(北大路欣也)は・・。

さらにまたや誘拐事件が発生してしまう。そしてトラック襲撃事件・前回の誘拐事件と同様に塗料で別の数字が書かれていた・・。

3件目の誘拐事件が発生した。誘拐されたのは大学教授・木下幸二(藤田宗久)の孫。木下は過去に殺人事件の被疑者の精神鑑定を手掛けていた。しかし、今回は塗料で別の数字がどこにも書かれていなかった。

法医学教授・堂本俊太郎(北大路欣也)は殺害された小林の解剖を行った。すると胃の中からプラスチック容器に入った黒い紙を発見する。黒い紙には白いペンでまたもや別の数字が書かれていた。天樹悠(東山紀之)らは誘拐事件の犯行予告の可能性があると考える。

天樹悠らは過去の事件をもう一度調べると、高木と小林が冤罪を作り出していたことが分かった。そのため、真犯人である2人を殺害したのではないかと考えた天樹は木下の過去の精神鑑定を行った事件についても調べてみることにした。すると1件、不可解な事件を発見する。それは3年前、本条美和(花奈澪)が通り魔に殺害され、木下の精神鑑定を行った被告人・村上雅人(平田雄也)が無罪になっていたのだ。

水田環(倉科カナ)と青山新(塚本高史)は、被害者遺族らのもとへ伺う。しかし通り魔事件の被害者の父・本条健一(正名僕蔵)、前2件の被害者遺族・原田國広(阿南健治)、大河内貞夫(升毅)らには鉄壁のアリバイがあった・・。

山田和彦(酒井貴浩)という男性の遺体が発見された。山田は偽造パスポートを所持しており、さらに年間20回以上もの渡航歴、複雑な経路に加えてリオデジャネイロに行く航空券を購入していたことがわかった。天樹悠(東山紀之)ら専従捜査班は山田は密輸組織と関係をもち、最後は海外へ逃亡しようとしたのではないかと考える。

天樹と野々村拓海(白洲迅)は山田の勤務先であるバイオマス発電の研究所に訪れた。天樹はそこで集合写真に違和感を覚える。なんと集合写真の日付はトラック襲撃事件でトラックに塗料で書かれていた数字「18820」だった。さらに天樹は集合写真で見覚えのある女性を発見する。その女性はNPO法人「WIND」の秘書・田中玲子だと研究所の所長・中西由紀夫(冨家規政)は言う。

その後、WIND」の秘書・田中玲子は3年前に退官した所轄の刑事・室井沙織(佐藤寛子)と同一人物であると確信する。どうやら退官2日後に田中玲子と名前を変え、「WIND」に入社したようだ。突然行われた研究所への家宅捜索が失敗したのは沙織が原因かもしれない。そうなると自分たちが表向きで捜査しても何らかの影響をきたしてしまうかもしれない・・。そこで水田環(倉科カナ)の提案で「WIND」に環・研究所に青山新(塚本高史)・研究所に出入りのある海運会社に拓海が潜入して・・。

環は「WIND」に潜入し、沙織がフランス支局長を務めていると知る。さらに環は代表・釜本久志(篠井英介)の部屋に盗聴器を設置しようとするが、怪しまれてしまう。青山は研究所に突然立ち入り禁止エリアができたことが不可解で・・。

海老沢芳樹(田辺誠一)は入国管理局に問い合わせをし、沙織が出国した記録は無いことが分かった。また研究所への家宅捜索が行われた同日から母への連絡もしていないことが判明する。

柴田茜(中島菜穂)と5歳の娘・凛(鈴木結和)と2人で暮らしていたが、ある日、茜が刺殺され専従捜査班が捜査することに。現場の部屋の壁には血で「×」印が描かれていた。さらに娘・凛は被疑者に連れ去られていることが判明。天樹悠(東山紀之)らは凛の行方を探す。

捜査の結果、被疑者は清掃会社に勤務する朝倉佑二(田中幸太朗)である可能性が出てきた。天樹と野々村拓海(白洲迅)は朝倉のアパートに向かう。

水田環(倉科カナ)と青山新(塚本高史)は「朝倉が下校中の女子高生をじろじろ見ていた」という証言を清掃会社の同僚から得る。海老沢芳樹(田辺誠一)は“朝倉佑二”は偽名で、経歴も偽証であったと調べ上げた。

天樹は5年前の類似事件を引っ張り出してきた。それは、下校途中の女子高生が刺殺され、被害者のそばに血で「×」印が残されていた未解決事件だった。さらに被害者が通っていた高校の卒業アルバムに朝倉を発見する。朝倉の本名は“矢木俊平”ということも分かった。矢木は当時講師であったが事件後しばらくして退職しており・・。

そんな中、海老沢は児童相談所へ訪れる。茜が児童虐待の疑いをかけられていたのだ。児童福祉司の沼田正樹(濱津隆之)は「茜が若い男につけられて悩んでいた」と話した。

日々、事件に追われている専従捜査班に訪れたつかの間の休日…にも関わらず、なんだかんだと資料係にメンバーが集まってくる。忘れ物を取りに来た野々村拓海(白洲迅)の発案で、天樹悠(東山紀之)、海老沢芳樹(田辺誠一)、水田環(倉科カナ)、青山新(塚本高史)は、急きょキャンプ場へ…!
 到着した天樹らは、そこで出会った野上康二(勝部演之)、悦世(田岡美也子)夫妻、ミステリー研究会の仲間だという大学生・山波智喜(深澤嵐)らと、一緒に食事をすることに。

 楽しいひと時を過ごす一行だが、温泉水をくみに行った川崎慶吾(安田啓人)が青ざめた顔で戻って来るなり、倒れてしまう。天樹らは救急車を呼ぼうとするが、なんと圏外、さらに管理人の戸沢博之(村松利史)らと事務所に駆け込んだところ、電話線が切られていた…。
 一方、青山は『伝説が始まった』と書かれた看板を発見! それを知った山波は、この村に伝わる伝説について語り始める。昔、干ばつに襲われたこの村で、3人の若者をいけにえとして神様に捧げたところ、恵みの雨が降って救われたというのだ。しかも最近、伝説をなぞらえるようにこの村を訪れた人が“3人”消えるという奇妙な事件が起きている、と…。

 その後、単独行動をしていたソロキャンパーの笹沼一平(内野謙太)が、傷だらけで倒れているのが見つかる。さらに、拓海も突然意識を失って…?
 3人が被害に遭ったこと、キャンプ場の隣に住んでいる清田澄子(宍戸美和公)の「バチが当たったのよ」という言葉に、やはり伝説になぞらえた事件なのか!?と、一行が騒然とする中、重苦しい空気が漂う野上夫妻の様子から過去の記憶を呼び起こされた天樹は、探し出した避難所から片桐正敏(吉田鋼太郎)に連絡。ある夫婦が刺殺され、山中で見つかった25年前の事件を調べてほしいと頼む。片桐の話を聞き、次々に起こっている不可解なできごとは、単純な事件ではないと考えた天樹は、専従捜査班のメンバーとイチから調べ直すことに…。
 休日を返上して捜査を続け、天樹らが導き出した不可解な事件の真相とは…?

スナックで働く女性・一色朱子(野波麻帆)が、自宅で腹部を刺され死亡。天樹悠(東山紀之)ら専従捜査班が臨場し、室内を調べていると、血相を変えた野々村拓海(白洲迅)が飛び込んでくる。拓海が防犯カメラの映像を再生すると、慌てて立ち去る血まみれの青山新(塚本高史)が映し出される!
 しかも、現場には青山のスマホが落ちており、凶器の包丁に残っていたのは彼の指紋だけ。さらに、ほかにこの部屋を訪れた人物はいない…と、すべての状況が青山の犯行を指し示していることに、コンビを組む水田環(倉科カナ)をはじめ、専従捜査班のメンバーはぼう然…。追い打ちをかけるように、突然現れた捜査一課の今野誠司(大浦龍宇一)に、捜査から外れるよう命令されてしまう。

 殺人容疑で緊急手配が行われる中、青山から専従捜査班に電話がかかってくる。「記憶がない…」と助けを求める青山だが、出頭するよう説得する仲間の言葉にショックを受け、「自分で何とかする」と言い残して電話を切ってしまう…。

 そんな中、凶器の包丁が被害者自身のものにも関わらず、青山の指紋しか残っていないことを不審に思った天樹の「誰かが意図的に青山くんの仕業にしようとしているようだ」と言う言葉に、専従捜査班の面々は自分たちのやり方で真相を追う決意を固める。

 捜査を続けるうちに、青山が2年前に起きた女性暴行事件に関わっていたことが判明する。しかも事件の被害者は朱子の娘・橙花(三木理紗子)。橙花のストーカー・井鳥一馬(川原一馬)の犯行が疑われたものの証拠不十分で検挙できず、後に青山が井鳥を別件で逮捕していたのだ。さらに、3カ月前から脅迫状や自分を付け回す人物に悩まされていた朱子が、青山に相談していたこともわかり…?

 時を同じくして、逃亡を続ける青山も井鳥のことを思い出していた。自分と朱子に恨みをもっている人物は井鳥しかいない…そう考えた青山は、情報屋・百田浩二(河合郁人)のもとへ…。百田に井鳥の出所後の足取りを追ってほしいと頼む。
 自分を陥れようとしている人物に思い当たった青山の次の行動を予測した天樹らは、井鳥の家へ向かうが、さらに青山を追い込む事態がぼっ発して…。

 一方、真相を追い求めて奔走する天樹らを横目に、片桐正敏(吉田鋼太郎)は何やら不穏な動きをしていた…。

 はたして専従捜査班は、絶体絶命の危機に陥った青山の疑いを晴らすことができるのか…!?

深い溝にはまって死亡しているホームレスの老人(斉木しげる)が見つかった。被害者の老人が現場近くのタワーマンションの庭にあるベンチに一日中座っていたという目撃情報を得た専従捜査班の天樹悠(東山紀之)、水田環(倉科カナ)、青山新(塚本高史)は、タワーマンションの住人に聞き込みを開始する。
 佐藤和子(赤間麻里子)という主婦が、マンションの過去の騒動について語りだした。それによると元大学准教授の田中実(六角慎司)が未成年の女子学生を自宅に連れ込む写真をSNSに投稿されてクビになり、マンションを出て行かざるをえなくなったというのだが…。天樹は、その画像が被害者の老人が座っていたベンチから撮影されたものだと気づく。さらに、会社経営者の高橋清(増田修一朗)が老人ともめていたという証言も出てきて…。SNSを使って住人の弱みを握っていた老人が、その報復で殺されたのではないか、という見方が強まる。

 そんな中、和子がマンションの理事長で投資家の鈴木茂(有福正志)が防犯カメラで住人を撮影し、気に入らない人を追い出そうとしているのではないか、と言い始める。和子の証言で、マンションの裏掲示板の存在を知った環は、老人が鈴木から何かを受け取っている動画と、2人がもめている動画を発見する。

 一方、天樹は老人の素性をデータベースで照会。すると、老人が30年前に妻子を殺害された事件の参考人として事情聴取を受けていた“西村健一”と判明する。
 30年前の西村は、福岡県で不動産会社を経営して大もうけ、派手な暮らしをしていた。さらにその財力で市政にも関与するなど、何かと黒いうわさが絶えない人物だったことがわかる。しかし西村は、妻子を失って以降、消息を絶っていた。西村が自分の妻子に手をかけたという疑いも残る中、事件は現在も未解決で…。

 天樹は、順風満帆な日々を送っていた西村が、妻子を殺されるという災禍に見舞われて以降、どんな人生を歩んできたのかを知ることで、死の真相に近づけるのではないか、と考える。
 西村は、生活の糧を得るために鈴木の手先となって住人たちの弱みを探っていたのか…? そして、そのトラブルから殺害されてしまったのか…?
 西村の人生をたどる天樹らは、驚がくの真相に直面する――。

検察側の証人として、法廷に立っている専従捜査班の天樹悠(東山紀之)――。
 ピエロの面を着けた犯人が男女2人を射殺、さらにどちらの遺体にも左頬にひどい陥没骨折の跡が残るなど、半年前にその残虐極まりない犯行で世間を震撼させた連続殺人事件で、天樹が実況見分を行ったことから証人として召喚されたのだ。
 被告人は元警察官の谷内田浩司(大和田獏)。自首して以降、容疑を全面的に認めているため、極刑を望む検事・片瀬壌(渡辺大)優勢で裁判が進むはずだったが、天樹が突然、別の事件について語り始める。天樹は、証人尋問の要請を受け、密かにこの事件を再捜査していたのだ――。

 1週間前、白骨死体が発見され、臨場した天樹と野々村拓海(白洲迅)。現場には、ピエロの面と銃弾が残されていた。法医学教授・堂本俊太郎(北大路欣也)は、左頬が陥没骨折していたため、激しい拷問の末に射殺された可能性が高いという。半年前に起きた2件の事件と類似点が多いことから、専従捜査班は3件の連続殺人事件の可能性を疑い、独断で捜査を始める。
 天樹らは、拘置所の谷内田と面会。息子・康平(佐野岳)の、「退職して行き場を失った強い正義感から、事件を起こしたのかも…」という言葉を伝えた際、感情的になった谷内田が叫んだ「私の半生は過ちに塗れている」という言葉が引っかかる天樹…。

 一方、捜査を続けていた拓海は天樹と片桐正敏(吉田鋼太郎)に、3件の事件の共通点を報告する。被害者3人が過去にいくつものトラブルを起こしていたというのだ。谷内田は、ゆがんだ正義感から3人を粛清したのではないか、と拓海が勢いづく中、3件目の事件が起きた日、谷内田にはアリバイがあることが判明する。
 その後、谷内田に「強い正義感」を植え付けられて育った康平が犯行に及んだのではないかと疑い始めた拓海の調べで、被害者3人がトラブルを起こした現場が康平の通勤ルートと重なっていることがわかり…。

 驚きの真相が明かされるその時、法廷では――?

刺殺された男性の遺体が見つかり、天樹悠(東山紀之)ら専従捜査班が臨場する。被害者は暴力団の構成員・八代正(小橋川建)で、白い塗料で目の上に殴り書きされていた…。
 法医学教授・堂本俊太郎(北大路欣也)の解剖で、八代は睡眠導入剤で眠らされたうえで刺殺されたことが判明。不可解なことに、目には数字《1748》が刻まれた青いコンタクトレンズが入れられていた。しかも、昨夜青山新(塚本高史)に、その数字を告げる電話がかかってきていたのだ。一方、天樹は数字が示す日付に起きた事件の資料が「ゼロA」に入っていたことを思い出す。さらに、使用された塗料も「ゼロA」に関連する事件と同じものだということがわかる。事件はまだ終わっていなかったのだ――!

 翌日、なんと水田環(倉科カナ)にも電話がかかってくる。数字とともに告げられた廃墟に向かった専従捜査班は、そこで秋山真美(東亜優)という女性の刺殺体を発見。真美は、数字《191122》が書かれた紙幣を詰め込まれた口に白い塗料で横一文字に殴り書きされていた。死因は睡眠導入剤を飲まされた状態での刺殺…。
 「ゼロA」事件の再来に専従捜査班ががく然とする中、過去に痴漢事件の被疑者になった中村隆弘(筒井俊作)が、目撃証言をした八代を復しゅうのため殺害したと自供。さらに、真美の密告で現金窃盗事件の被疑者になった山寺郁子(横内亜弓)も、真美殺害を自供する。いずれも、「冤罪被害者の会」からの手紙によって、報復に及んだことがわかるが、殺された2人は「ゼロA」絡みの事件とは無関係。犯行に及んだ中村と郁子は、一方的に実行犯に仕立て上げられたのだった…。

 そんな中、ついに天樹にも電話が! そして、その電話の声は「これが最後の裁きになる」と告げる。
 被害者の接点を探っていた天樹は、八代と真美が高校の同級生で、14年前に甲府市で放火事件を起こしていたことを突き止める。さらにもう一人、宮田達彦(木村了)も当時の仲間だったことがわかり、所在確認を急ぐのだが…?
 さらに、放火事件の資料を読み返した天樹と野々村拓海(白洲迅)は、元管理官の道上慎之助(田中哲司)が旅行中に放火事件に遭遇し、犯人確保に協力していたことを知る。当時の詳しい状況を教えてもらうため、道上のもとへ向かった天樹らは、放火事件と同じ日に甲府市で起きた“あるできごと”が、「ゼロA」に関連する事件の発端になっていることに気づき…。ついに、「ゼロA」事件の真の黒幕が明らかに――!

刑事7人とは

キャスト

キャスト役名
東山紀之天樹悠(あまぎ・ゆう)
田辺誠一海老沢芳樹(えびさわ・よしき)
倉科カナ水田環(みずた・たまき)
白洲迅野々村拓海(ののむら・たくみ)
塚本高史青山新(あおやま・あらた)
吉田鋼太郎片桐正敏(かたぎり・まさとし)
大路欣也堂本俊太郎(どうもと・しゅんたろう)
ドラマ子

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